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映画『シャザム!』ネタバレ感想 間違いなしの大正義ムービー!だけど、惜しい、惜しすぎるのだ…!

DCの最新作『シャザム!』見てきました〜〜〜!

あ、もちろん字幕です。(大事)

以下ネタバレ感想です。

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子供×ヒーロー×家族=間違いない

もうシンプルに大好物なんですよね、キッズたち(しかもイケてない)が勇気を出して団結して活躍する映画。

見た目は大人、中身は子供という設定だけで大勝利なのに、そこに親がいない孤独さと個性バラバラな新しい家族たちと、ヒーローと、っていう要素が加わったらそりゃ最高に決まってるわと。

孤独という共通点を持つ主人公とヴィランの対峙だったりと、想像していた以上にドラマもあって大枠として大正義なファミリームービーでした。(ただしサンタに夢を持つキッズを除く)

バットマンとスーパーマンの名前しか知らんわという人でも問題なく楽しめるはず! 

キャラクターのブレだけが惜しいのです

大枠は最高、だけど惜しかったのがキャラクターがブレまくってるなあと感じたところ。

特に主人公ビリー。子供ターンと大人ターンでのキャラブレが半端ねえッッ! ほぼ別人じゃねえかというブレ感がめちゃくちゃ惜しかった…。

この映画自体のメインが大人ターンでの子供感溢れるギャップでの面白さなのは一目瞭然で、そこを1番に持ってきているのはもちろんなんだけど、肝心のビリー自体の統一感がないせいで、面白ターンがやりたいだけになってるんですよね;;

大人ターンではとにかく陽気でバカ度が高いビリーだけど、彼自身は幼少期に親と離れて心を閉ざしたかなり隠な少年だし、どっちかというと「心が大人になってしまった少年」なんじゃないかと思うのですよ。実際、冒頭〜大人ターンになるまでのビリーを見ると、やんちゃではあるものの暗い面も目立っている気がして。

だからこそ、大人ターンでガンガンの若者言葉でテンションがぶち上がっている姿を見ると、別人に見えてしまうんだよなあ……もう俳優に別々に事言って演出してるんじゃないかと思うレベル。

 

彼が悩んだり、受け入れ先の子供たちに心を開いたりする経過もほぼ見られないため、大事なシーンで「家族を〜」と言うセリフも最大の効果を発揮できないし、あともうちょっと丁寧に描いて欲しい部分があるよなあと思うのでした。

バトルシーンをあんなに長めに取るなら(バトルと言えばこれでしょ☆っての構図を全部詰め込んでやったぜっていうくらい長かったw)(あと起承転結の起がめっちゃ長くてびっくりした)、もう少しどうにかできた気もする。

 

まあ言うだけ言っといて、こんな事いうの全部無粋と言ってしまえばそれまでなんですけどね!!いいんだよ大枠が面白きゃ!!そうだそうだ!!

 

ラストのサプライズはゾワっとした!

もちろん良い意味で! 魔術師の「姉弟たちの席も〜」の伏線も回収し、以前コミックの方で見たことのあった「6人が一体になって1人のヒーローになる」という設定をも裏切り(?)、6人全員がヒーローになるという激アツ展開に、うわあああああぁ〜〜と叫びそうになりました。強い、強すぎる〜〜〜!

エンディングの、それぞれが他のバットマンやフラッシュなどのヒーローたちと共演する姿もすごくグッときました。単純ながらこういう時にヒーローを追っててよかったなあと思うのでした。

 

しかしここ最近のDC、単発としてめっちゃ頑張ってるのでは……!どれも大味ではあるものの、観客にキャラクターを好きにさせるという点では大成功している気がします。 だから最初から飛ばさずにコツコツを頑張ってればよかったのに…!

あとは個人的に愛してやまないヒーロー、フラッシュの好戦に期待するばかりだーー!

 

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