DCコミックスの実写化映画 『アクアマン』観てきました。
そもそものDC映画の残念っぷりに加え『ジャスティスリーグ』でも大した活躍も見られず地味すぎる存在だったアクアマン。
正直あまり期待していなかったものの、実際に観てみたらマジですげえヤバいスーパーハイパーミラクルテンションなハッピーノーブレイン映画で感動しました。
まじヤベエ。ヤバすぎる。
突っ込みだしたらマジでキリがないんですが、中でもテンションの上がった点をまとめてみました。
1.数分ごとに誰かがバトルを始める
これSNS等でも散々言われているかと思うんですが、とにかくバトルをしていない時間がないんじゃないかというレベルでバトルしかしていない…!!
話し合いの間にバトル!!作戦会議の間にバトル!!ラブロマンスの間にバトル!!
5分以上平和でいちゃいけない絶対ルールが敷かれているのかというほどに徹底して誰かが輪に乱入してくるんですよ。期待以上だよ。
一番印象的だったのはやっぱり冒頭のアクアマンママがアトランティス兵を容赦無くなぎ倒していくシーン。ここでこの映画のシステムを完全に理解した感があります。
そして家中をぶち壊しながら敵をなぎ倒すだけなぎ倒して結局海に帰るママン。じゃあなぜなぎ倒した。
2.巨大太鼓を叩く巨大ダコが観られる
私の大好物、理解不能の文化が作り出すテンション芸…‼︎
原作にも登場するというアクアマンの相棒の巨大ダコ(名前はトポ)を監督がどう映画化しようかと悩んだ際に『マッドマックス 怒りのデスロード』のドゥーフ・ウォーリアを観て閃いたという天才的なエピソードが更に存在のヤバさを際立たせます。
完全にマッドマックスなんだよ…最高かよ…
何がいいって登場するだけして一切の説明がない点。巨大ダコがいる、愉快に太鼓を打ち鳴らし場を盛り上げる巨大ダコがいる。それだけなのだ。
それだけで「アトランティスってなんか魅力を感じないんだよな〜」というぼんやりとした世界が一気に華やいだ気がします。
3.実は世界ミステリーアドベンチャームービー
まさかね、まさか『アクアマン』を観に行って、主人公とヒロインが宝を求めて砂漠を旅すると思わないわよと。
まさかシチリアでイチャイチャ新婚旅行をしだす様を観させられるとは思わないわけよ。
一粒で2度3度美味しい映画、それが『アクアマン』だ…!!
4.急に『アイアンマン』が始まる
砂漠の冒険を観ながら『インディージョーンズ』かよとツッコミそうになっていたら、今度は突如まさかの『アイアンマン』が始まる映画、それが『アクアマン』。
親の復讐の為、オームからアクアマンを倒すためのアトランティス製の武器を渡される海賊デイビッド。ここまでは復讐心+最強の武器なんて鬼に金棒だわとこれからの展開にワクワクし始めるものの、何故か作業場(どこ)で武器を独自に解体し(なぜ)改造し始めるシーンが始まるのだ…!(なぜ…!)
何より良いのが彼がクソ楽しそうな所。全くもって彼のコンセプトが分からねえ。説明がなさすぎるよデイビッド。
5.生身のイルカがハイテク部隊をなぎ倒す
伝説のトライデントを手にしたアーサーがオーム率いる同盟軍と甲殻類軍とのバトルを止めるために堂々登場するラストシーンなんですけど、アーサーが率いるイルカやお魚たちが明らかに強そうな武装をバリバリにした軍隊をなぎ倒していくんですよ。
イルカ最強すぎだよ。
海底のパワーバランスが完全に崩壊した瞬間。もうアトランティスがなんなのか私には分からない。(というか最初から分からない)
6.登場人物が基本バカ
ほんとバカしかいねえ。ノリで生きてる奴らしかいねえ。
中でも特筆したいのはヒロイン・メラの父で海底国ゼベラの王・ネレウスよ。オーム側に付き対アーサーという姿勢を散々に見せておきながら、トライデントを手にしたアーサーを観た瞬間「奴は…お前たちの王だ…!!」とペロッと手のひらを返す様。
オームが追放された後、「いっちょ王になっちゃうか!」というノリを見せつけるアーサーに向けたニッコニコフェイス。
なんかもう…どうでも良い\(^o^)/
ありがとうアクアマン!!!頑張れアクアマン!!!
まとめ:考えるな、感じろ。これがアクアマンだ!
「『ワイルドスピード』の監督が贈る」と散々宣伝されていただけある、納得の満足度を与えてくれる映画が爆誕してしまった。
これまで散々DC映画はダメだ…と嘆くしかなかったのですが『ワンダーウーマン』に引き続き、ノリとテンションとなんかわかんないけどものすげえカッコイイじゃん!!!という勢いで魅せるスタイルは物凄く合ってるんですよね…!
ぶっちゃけジャスティスリーグ内でも一番興味のなかった存在がアクアマンだったのですが、圧倒的に独自の路線を確立してしまった点で好感度爆上がりです。
なんでアーサーが王になれたのかとかヒーローってなんだっけとかアトランティスって結局なんなんだとか言いたいところはいっぱいあるけど、なんかもうどうでもイイ!!
頑張れアクアマン!!行け行けアクアマン!!
今後彼がDCを盛り上げてくれることを期待しているぞ!!