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映画『メリー・ポピンズ リターンズ』感想 「ディズニー」を詰め込んだ夢のディズニー洪水映画に圧倒されよ

 54年ぶりの続編となる『メリー・ポピンズ リターンズ』観て参りました!(@レーザーIMAX)

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入場特典は本国版ポスターデザインのクリアファイル!良い!

 

あらすじ

舞台は前作から25年後・大恐慌時代のロンドン。

かつて子供だったバンクス家のマイケルは大人になり3人の子供たちと共に過ごしていたが、一年前に妻を亡くした悲しみから抜けられずにいた。

妹ジェーンと懸命に家を守ろうとするも、以前の明るさを失ったバンクス家に追い討ちをかけるように銀行の融資の期限切れにより家を追い出されるかもしれない危機に直面する。

そんな中、あの日と同じ突然の風と共にメリー・ポピンズが舞い降りてきて…


「メリー・ポピンズ リターンズ」本予告編

 

以下ほぼネタバレなしのつもりですが、気になる方は鑑賞後にお願いします!

前作をきちんと予習するべきだったと後悔

まずこれから観にいく方に、これだけは強く伝えたい…!

今作を100%楽しみたいのであれば、前作『メリー・ポピンズ』をちゃんと予習して観るべき!!!!

 

私は本来シリーズものは全て観終わって準備万端の完全体になってからじゃないと新作を観たくない過激派なのですが、今回のリターンズに関しては「子供の頃観たから大丈夫だろう」という甘えと時間的問題で、そのまま臨んでしまったのですが。

上映中ずっと「あああああ…」という後悔でいっぱいになりました。

もちろん天下のディズニーなので、それこそ全くメリー・ポピンズを知らないという方でも単作として楽しめる作りにはなっているのは確か。

でも所々「ここは前作との繋がりがあるんだろうな」「分かってたら喜びが倍増するんだろうな」という場面があり、その度に100%を受け取れない勿体無さを感じてしまいました。

 

近年続々と名作陣の続編が作り出されていますが、これらが他の単発作品と違う魅力を持っているのは「再会の体験」ができるからだと思うんです。

キャラクターや舞台や音楽に再会できる喜び。

そんな喜びを折角だから「〜なんだろうな」という第三者ではなく、同じく再会した当事者として思う存分得たい…得たかった…!

これから見る方にはぜひぜひ予習をしてほしい〜!

 

ディズニーを詰め込んだディズニー映画!

予告時点から期待しかなかったのですが、本当に夢のようだった!!

古き良きディズニーアニメーション(アニマルたちがもう子供の頃観ていたあれ)、最新の映像技術、そして何よりパークのパレードを錯覚するような高揚感…!

目の前を次々通過していくカラフルで少しおかしな衣装と、観客と時間を共有するような歌とダンスが本当にTDLのパレード。

ディズニーの濃縮エキスをブワッと浴びせられて随所で叫びたくなりました。

「ディ、ディ、ディズニー!!!!!」

ディズニーの洪水。

 

同時に、そういったイマジネーションの世界がリアルにならず「夢のよう」「嘘みたい」に映るバランスもメリー・ポピンズの世界を作り出していて。

ディズニーはその場にいるだけでワクワクとときめいてしまう気持ちを作りだす天才だなと改めて感動しました。

 

大人よ、考えるな。感じろ

映画にはざっくり、深く考察したり頭の中で組み立てながら観るべき映画とその場を楽しもうという映画とに分けられると思うのですが、今作は後者じゃないかと思います。

ぶっちゃけ、物凄くカオス。

昔観た世界との再会だなんて言いましたが、そんな再会ができる「大人」こそ理解しようとして混乱することの多い映画なんじゃないかと感じました。

(実際に夫は「なんでもありな展開」にラストの盛り上がりまでポカーン状態だったらしい)

そりゃそうなんですよ。そもそもメリー・ポピンズ自体が何者かハッキリせず、彼女の行為が魔法なのかイマジネーションの世界なのか、現実はどうなってるのか、っていうかメリル・ストリープとかいうカオスの権化みたいなキャラはなんだったのかとか、もう考えたら「????」になるのは当然。

でもそれを「意味不明だからつまんねえ」と切り捨てるかが、コリン・ファースになるか、父マイケルになるかの境目なんじゃないかと思うのです。

 

ちなみに私が一番脳内がパァーンとなったのは街灯集団のパフォーマンスシーン。最高だった。(声が出るかと思ったw)

 

まとめ

続編っていいよね!!!

今後『ライオンキング』や『ダンボ』『アラジン』等またリメイクが続きますが、ここら辺の昔出会ったディズニー映画に再会できる今、大人になっていてよかったなとひしひしと感じています。

(今のアラサーがリアルタイムギリギリ世代なんじゃないだろうか…)

だからこそ「大人になった自分」としての気持ちと、忘れたくなかった大事な気持ちの両方を抱えて作品が観られたら。その喜びを百億パーセント受け止められたらいいな〜と思うのでした。

 

最後に、全然触れなかったのですがエミリー・ブラントのメリー・ポピンズっぷりにはしびれまくりでした…。なんでしょうねあの(ちょっとキツめの)気品さと自信に溢れた姿。

思い描くメリー・ポピンズでありながら、彼女だからこそのメリー・ポピンズだったなあと思いました。眼福。

子役3人もめっちゃくちゃよかった〜〜〜!

 

とりあえず2、5次元衣装が着たくてたまらない…今年のコミコンまでに用意できるといいな…!!

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