突然ですがイントロクイズです。
♪サラッサラ〜の…
\ピンポン/
サラサーティ!
そこの「コットン100」まで言ってしまった人、ありがとうございます。
このクイズ、おそらく日本中の99パーセントが答えられるのではないでしょうか。
こうした所謂女性用品のCMに対して、
私には以前からジワジワ感じていたことがあります。
それはズバリ
「女性用品のCMのメロディが覚えやすすぎて楽しく口ずさんじゃう問題」
今回はこの日常に潜む問題について考えてみようと思います。
あ、行かないで行かないで!
楽しいCMの例
まずはどんなものがあるのか、もう既にいくつか頭に思い浮かんでいる人もいるかと思いますが、少しだけ例を上げてみます。
「油断できちゃう」
同ワードが30秒中3度という数で繰り出されるインパクトの強さ。
序盤の「油断できちゃう♪」でメロディに慣らしてから、ラスト1回「油断でっ!きっ!ちゃう!」へ変化を入れて盛りげていく感じもとてもアツい。
テロップに「♪」が入ってるし歌いながら数十人の女性たちが首を揺らしてるのとか完全に視聴者も歌わせようとしてるやつですねこれ…!
「痛いと私はブチャくなる」
リズムとかではないですが「痛いと私はブチャクなる」「痛みに負けルナ!」という使いたくなるキャッチーオブキャッチーなフレーズを2つもぶち込んでくる天才CM。
どちらも日常生活での汎用性がとても高いのだ。
「しあわせ素肌」
商品名「しあわせ素肌」のメロディ、まるで童謡のような安心感があると感じるのは私だけでしょうか…
子供から大人まで一瞬で覚えられるランキングで言ったら堂々の1位です。
「ピュピュピュピュピュア肌」
中毒性。あとこの指原さん可愛い。
他にもまだまだ沢山あるのですが、共通するのが商品名の覚えやすいメロディだけでなく、笑顔の美人さんたち(大量)や最近では有村架純や新川優愛などの人気女優たちを使ってること。
商品に対してマイナスイメージを抱かせないどころか「こっちへおいで〜^^」「一緒に歌おう〜^^」と誘ってくるかの様な楽しげな雰囲気…!
わかっていただけたでしょうか。
何が問題なのか
そもそも、私は生理そのものに対しても堂々すべきだし、男性にも深い知識をもってもらった方が良い、「恥ずかしいもの」「隠すべきもの」という考えが強すぎるのはどうなのかなと思う方ではあります。
だったらこれでいいじゃない!狙い通りじゃないか!と思う方もいるでしょう。
しかし、そうでない面もあるのであった。
世の中にはどうしても気まずい思いをしたり不快に思う人もいる。
そんな世の中で、楽しいメロディの誘いに乗って思わず口ずさんでしまうと大変なことになってしまうかもしれない人がいるのだ。
そう、それは男性である。
日常に潜む罠
例えば私の知人男性がその一人である。
彼は言った。
「これは罠だ…!!!」
彼は人とクイズをしている時に「ピンポン!」と言う場所で「ポンピーン!」と言いそうになり、側に痛がっている人がいたら「痛みに負けルナ!」と励ましたくなったり、素肌という言葉を聞いけば「♪しあわせすーはだっ」と歌いたくなったりする衝動と日々戦っているのだそう。もちろんコットンと聞けば100である。
一歩間違えたらセクハラ案件一発アウト。
誤解を招かぬように言うと、彼は別に女性用品関連のCMを注視している訳でもなければ幼少期に発言の自由を制限され大人になった今反動となっている訳でもない。
本当にノーマルに生活しているだけなのです。
ただそこに覚えやすくて楽しいメロディがあっただけ。
そのリズムを10数年間脳に刻まれ続けていただけなのだ…!
なぜこんなにも口ずさみたくなっちゃうメロディをしているのか。
なぜこんなにも記憶に残ってしまうのか。
この刷り込み力に恐怖すら覚えてくるのです。
もともとどうしてもマイナスから入ってしまいそうな生理用品と言うCMをここまで楽しくしちゃうなんてどうかしてるよ。
CM作った人は天才なんじゃなかろうか。
まとめ
ここまでつらつらと書いてきて、結局何が言いたいのかと言うと。
私は世の思わず口ずさんじゃう人々に伝えたいのです。
仕方ないよ、だって覚えやすいんだもん。
いっそ日本人の共通の心象風景だよ。いいんだよ。と。
もし思わず口をついてしまっても強く攻めない世の中であってほしい。
大丈夫。
あなただけじゃない。
泣かないで、ほら、ティッシュ使う?
これすっごくサラサラなんだ。サラッサラ。
サラッサラの…
\ピンポン/
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