2017年8月11日!
『スパイダーマン ホームカミング』初日にみてまいりました!
(in IMAX 3D!)
IMAX特典ポスターも無事ゲット。なかなかヤバイデザインだぜ。
もうね、もうね、
この日をどれだけ待ち望んでいたか…!
私プニ子はアメコミヒーローにおいてスパイダーマンが群を抜いて大好きです。
映画作品はもちろんですが、スパイダーマンないしピーター・パーカーという人物像が死ぬほど大好きなのです。
(ストーリーが雑だと不評な声も多いけど、本能レベルで好きだから仕方ない)
主演のアンドリュー・ガーフィールドの飄々とした演技、親近感、爽快感。
加えてエマ・ストーンの美しさ&余計ないことをしない優秀なヒロイン像…!
私にとってはその2人こそがピーターとグウェン。
なので2作でシリーズが突然の終了を遂げたことや次のスパイダーマンが15歳設定だということにショックを隠しきれませんでした。
トム・ホランド版スパイディが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に初登場するまでは…!
そして今回の新シリーズ第1作目となる『スパイダーマン:ホームカミング』。
控えめにいって最高&最高でした。
期待通りかつ期待以上!
アベンジャーズが存在しアイアンマンという師がいてこそのストーリー!
まさに15歳のピーターにしか出来ない新たなスパイダーマンがそこにいました。
興奮しちゃって前置きが長くなりましたが、(殆ど)ネタバレなしで感想を書いていきます!
ざっくりあらすじ
NY に住むピーター・パーカーは15歳。
特殊なクモに噛まれたことからスパイダーマンとして街の小さな事件を救う活動中。
トニー・スターク(アイアンマン)に才能を買われ初登場した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』におけるアベンジャーズ同士での戦いに参戦した経験と自信から、もっと活躍したい!アベンジャーズに加入させてほしい!と一生懸命アピール。
しかしトニーには「世界を救うのはアベンジャーズに任せて君は近所を救っとけ」と流され続ける日々。
そんな時、トニー・スタークに恨みを抱く敵・ヴァルチャーの存在を知る。
なんとかトニーに認めてもらいたいピーターは一人でヴァルチャーとの戦いに向う…!
Marvel 映画「スパイダーマン ホームカミング」日本版予告 第3弾 Another Cut Ver.
マーベル作品見てないけど楽しめる?
今作は過去の『スパイダーマン』『アメイジング〜』とは全く異なった、新たなスパイダーマンシリーズの第1作目。
さらに「マーベル・シネマティック・ユニバース」という大きな世界観の中に参戦した形となっているため、他のマーベル映画に関わったストーリーになっています。
今までマーベル作品追ってないし…という方も多いはず。
一応知っておいた方が楽しめるであろう前知識を簡単に書いておきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ピーターの両親は不在。代わりに叔母のメイが同居している。
・アイアンマン側とキャプテン・アメリカ側に分かれアベンジャーズ同士が戦った『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でピーターはアイアンマン側に付いて活躍。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれ、想像以上に無い…?
最低限、上記のことだけ分かっていれば大丈夫なのではなかろうか…!
【感想】15歳の設定を最高に活かした傑作!
新生ピーターがとにかく愛おしい…!
映像として史上最年少なのではという位に若いヒーローとなったトムホ版スパイディ。
はい、可愛いね!
とにかく若い!故に謎の自信に溢れ、挑戦し、かなり空回りします。
悪いように見れば、「周りの制止を聞かず余計なことばかりして視聴者から嫌われるヒロイン」と同じことをしているようだけど、これが許されるのは少年ヒーローの特権なのではなかろうか。
基本的にはオタクで人気者でも無い地味なピーター。
しかしそんな彼の日常はトニー・スタークという憧れの存在が出来て、アベンジャーズという自分を認めてくれそうな場所見つかって、一変。
「アベンジャーズになりたい!」彼が目指すものはただ一つである!
眩しいほどのキラキラとしたその憧れを夢見る、大人から見るとちょっと痛々しいほどのキャラクター性が見事に描かれているのです。
スターク氏をはじめとする大人達からすると絶対的な「子供」だから守られてしまう。
でも自分は子供じゃない、立派に活躍できる!っていうかしたもん!というピーター。
「15歳」という大人にも子供にもなりきれない絶妙な年齢設定が超効いてるのです!
前述の通り私はスパイダーマンの「親愛なる隣人」感が大好き。
かっこいいスーツや武器が作れたり、必殺技があるわけでもない。
もしかしたら隣にいるあの人かもしれない等身大感。
「困ってる人を助けたい」というヒーローの根本的な姿。
でも今回のピーターはそんな従来の「スパイダーマン」と比べるとまだまだ未熟です。
貰ったスーツを頼りにスマホを片手に飛び回って、割りかし周りを散らかす。
誰が戦い方を鍛えてくれる訳でもなく、シビル・ウォーでの大きな成功体験を胸に張り切ってるだけで、所謂「大きな力には大きな責任が伴う」という重みも知らないのだ。
しかし!!だからこそ!!!
活きるストーリーが!あるのです!!
それをぜひ観にいって欲しい…!
また、学校の女の子を「ホームカミング」という学校のダンスパーティーに誘う初々しさも、たまらなく可愛いのだ…!
しかもそこで活きてくるのが過去作より遥かに年齢が若くなったメイおばさん。
エッロい!!
シビル・ウォーでの初登場では、「なんだこのセクシーおばさんは…!15歳男子がこんなセクシーおばさんと同居して大丈夫なのかよ…」と衝撃を受けたものですが。
ピーターのめちゃくちゃ良い相談役になってくれるのである…!
今までのくそ優しいおばさん&おじさんとは全く異次元ではあるけれど、今回の若いピーターと若いメイおばさんは羨ましいくらいの良い関係性で物凄くアリでした。
あんなおばさん、全男子高生の憧れなんじゃなかろうか。
トニー・スタークとの関係性
ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンの登場は『ホームカミング』の大きな見所の一つであり、大いに期待していた部分。
いやあ、よかった。
大正義ベンおじさんという導いてくれる大人の男性がいない今作では、その重要ポジションをスターク氏が務めてくれていました。
ピーターの才能は認めるものの心配で心配で子供扱いし部下のハッピーに見張らせるスターク氏。
これがただの親代わりとか師匠とかになってしまうのではなく、ちゃんとナイーブかつ神経質なスターク的関わり方をしていて今まで以上にトニー・スタークというキャラクターが見えてくる気がしました。
史上最強にかっこいい敵・ヴァルチャー
ヴァルチャーに関しては、もうかっこいいの一言です。
なんだあれ、なんだあれ…!!
アメコミの敵キャラあるあるなトリッキーなデザインじゃないの!
原作では見た目がマジで首もふもふの鳥おじさんだったヴァルチャーですが
もうとんでもねえくらいに見た目がカッコよくなってる!
そして機能的!意味がある!
なんでタコなの?!なんでサイなの?!とかいう疑問を一切抱かなくて良い!
かつ、ヴァルチャーというキャラクター自体もまたすんばらしく立っていました。
世を制服したい系の自己中悪役じゃないんだよなあ…すごく魅力的。
これまでにない驚きとストーリーへの深みを作り出すキャラクターでした。
そして何よりマイケル・キートンの演技がかっこよかった…!!
かつて『バッドマン(1989)』でヒーローを演じ、2014年には『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で「かつてバードマンというヒーローを演じた俳優」を演じたマイケル・キートン。
その彼が今度はヴァルチャーとして翼を背負い空へ飛び立つ…!
なんだこのドラマティック・マイケル・キートン・ヒストリーは…!
っていうか魅力的なキャラクターしかいない
まずCM予告でもすでにいいキャラ感をバリバリ出してたピーターの親友ネッド(ジェイコブ・バタロン)。
映画のコミカル担当を担ってくれた彼はもう人気爆発なんじゃなかろうか。
これからもバリバリ登場して欲しいです。
またリズ(ローラ・ハリアー)とミシェル(ゼンデイヤ)などのヒロイン枠もいい意味でストーリーを邪魔せず良かった!
(ある意味物足りないという人もいるかもしれない)
何よりまともに可愛くて安心しました(重要)
他にもMCUを追ってきた人なら変な笑みがこぼれる「あの人」の登場だったり、「あの人」の登場だったり、「あの人があの人えええ」といった驚きだったりと最後まで引き込まれること間違いなしです。
まとめ
見終わって感じたのは、ものすごい満足度。
今作はストーリーの為にキャラクターが動いているのではなく、キャラクターがストーリーを動かしている説得力がある…!!
そう感じました。
アクション的には超十分なくらいのクオリティではありつつ、スパイダーマン的アクション(身の軽さだったり糸の使い方だったり)という面での爽快感は個人的に『アメイジング〜』の方が上だった印象。
その分キャラクターの表現の仕方に好印象を持ちました。
一方でピーターの過去に殆ど触れていない為、 その点でモヤモヤしたり物足りなく感じる方もいるかと思うのですが、その分次回以降どんな新しい驚きをくれるのだろうという期待に繋がっているように思います。
不安より期待できるくらいの信頼が出来た気がする…!
早くも2回目を観に行きたくてウズウズが止まらないので、2回目鑑賞後にでもネタバレ感想を書ければなと思ってます!
とにかくね、とにかくね、私が言いたいのはね。
「スパイダーマン、サイコー!」
おまけ IMAX感想
ちなみにIMAXだと開始0秒からとっても幸せな気持ちになれます。
普段IMAXをよくみる方ならなおさらハッピーかも。
アメイジング・スパイダーマン シリーズ ブルーレイ コンプリートBOX [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2017/07/05
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
*関連過去記事*