こんにちは、プニ子です。
先日記事にも書いた通り、結婚式をあげました!
「楽しいこと」を目標に掲げ、堅苦しいことやロマンチックなこと、つまり「結婚式らしいこと」をなるべく避けてきた私たちの結婚式。
じゃあ、結婚式の1番の感動シーンである「両親への手紙」はどうしたのか?というと。
実は、読みました。
「読んだんかーーーーーーい!」というツッコミが聞こえてきそうですがそうなんです、読んだのです…
前回の記事に対し、結婚式をしたくない派・感動は避けたい派の方からの反応を多くいただきました。
だからこそ何か少しでも迷っている方の参考になればと思い、なぜ手紙を読むことに決めたのか、実際読んでみてどうだったのかをお伝えできればと思います。
手紙は絶対読みたくなかった
まず前提として、私は式を挙げると決めた時から(本当はもっとずっと前から)手紙は絶対絶対絶対読まないと心に決めていました。
手紙だけでなく、親と歩くバージンロードも、誓いのキスも、結婚式のベタなことは一切したくなくって。
読みたくない理由はざっくり以下の2つ。
・花嫁主役タイムを作りたくない
まず、とにかく「結婚式らしくない結婚式」をしたかったというのが一番。
そもそも私たちにとっての結婚式を挙げる理由が「自分達が祝ってもらう為」ではなく「皆への感謝を伝える為」という点にあったので、自分たちが主役になるのは断固NG。
なので式の中でも最も花嫁フィーチャーされてしまう花嫁の手紙をすることで、花嫁主役タイムを作りたくはなかったのでした。
プラス、私たちの結婚式のテーマにも合わず、自由な挙式スタイルの中に急に「結婚式」感が入ってきて流れが切られてしまうのも怖かったり。
・父親に対する想い
もう一つはもっと個人的な理由で、父親に対して手紙を読むのが私にとって自然ではなかったから。
父親のことを純粋に尊敬や感謝している気持ちとは別に、昔から持っている素直になれない自分のモヤモヤがあり、人前で感動的な手紙を読み気持ちを伝えることに抵抗が物凄くありました。
そんなこんなで、 夫にもプランナーさんにも打ち合わせ当初からしつこいくらいに主張して、「そうでない」プランを一緒に作り上げてもらいました。
ゲストは手紙シーンを待っている?
ただずっと「本当にこれでいいのかな」という悩みは抱えたままだったのも事実。
というのもやっぱり花嫁の手紙といえば結婚式のメインイベントと言えるくらいの存在感があるのを分かっていたから…!
知人から「結婚式の一番好きなところは花嫁の手紙だ」という意見を聞いてしまったことも大きかった…
唯でさえナイーブになっている結婚準備期間。
本当にこれでゲストは楽しんでくれるのか…?思ったより普通だなとかガッカリされないかな…?泣と死ぬほど不安になってしまい、「花嫁の手紙」という盛り上がりを約束されたイベントを入れたほうがいいのでは…?と迷走しまくりました。
読みたくない。
でも読んだ方がいいんじゃないか。
散々悩み続け、手紙を読むと最終決定したのは最終打ち合わせだった気がします(くそ迷惑)
読むと決めた理由
・読んだ方が後々良さそうだった
なんかもうめちゃくちゃネガティブですが「より良い方」天秤にかけて出た答えがコレ。
やらない後悔よりやった後悔を取ろう方式。
手紙を読まずに「読んでくれなかった」と思わせてしまう可能性はあっても、手紙を読んで悪くなることはないだろうという…
何より自分自身も両親にきちんと感謝を伝えたという印が欲しかったのかもしれません。(言葉にすればするほど嫌な感じで震えてる)
・感謝を伝えたい気持ちは本当
手紙は感動イベントアイテム的な捻くれたことを言いましたが、そもそも結婚式で手紙を読むという行為は人生で素直に感謝を伝えられる機会なんて少ないから人生の節目にきちんと伝えよう、というものですよね。
私の自分勝手な子供じみたエゴで重要な機会を逃したら後悔するだろうなと。
何より前述の通り、私たちの結婚式は「ゲストに感謝を伝える為」に挙げるんだったよねと。
私は両親に人より迷惑や心配をかけて生きてきてしまった自覚がありまして。
だからこそ長年の感謝を一度しっかり伝えたい、という気持ちはずーっとありました。ただ結婚式でしたくなかっただけで…。
でも、じゃあ結婚式以外でどこで伝えることができるのか?出来ない…!
ならば「感謝を伝えたい」と思った時におそらく最も伝えやすい場所、結婚式で伝えるしかない気がしました。
花嫁主役にならない解決策
読む!読むぞ!読むことは決まった!
その上で少しでも感動的にならなくていい方法を考えました。
・夫にも読んでもらった
自分だけでなく夫からも両親に向けて手紙を読むようにして、「花嫁だけの時間」ではなく「夫婦として両親に感謝を伝える時間」にしました。
順番も夫→私にしてもらって。
これはすごく心強くて、お願いしてよかったなあと思います。
・ゲストへの感謝という大枠で
そして「両親へ」という時間ではなく、できる限り式全体を「ゲストへの感謝を伝える」という大枠にした中で両親に手紙を、という流れに出来ないかと考えました。
あくまで自由な流れはぶった切らず。
いきなり結婚式ムードにならないように…!
挙式の内容をゲスト参加→手紙→ゲスト参加、という形にする事で、最後に残るものはみんなでワイワイした楽しさになるようにできたかなーと思います。
実際に手紙を読んでみて
まず、ちゃんと読んでよかったと思う気持ち。
手紙を書いている時点であれこれと気持ちが溢れてきて余計に思ったのですが、これだけの想いをきちんと伝える機会を持ててよかったと素直に思います。
そしてまた捻くれていますが、将来的に手紙を読まない選択をした場合に自分自身を責めたであろう理由が一つなくなった事に安心したりもしています。
ですが、正直に言うと今でもモヤモヤする時があるのも事実。
1つに、やっぱり泣いてしまった事。
どう耐えても抑えきれず、思いっきり感動的になってしまい読みながら「あああ違う違う…!」と混乱するし、写真も恥ずかしくて見返せないのが悲しい…
それによって結婚式のテーマがブレたんじゃないかという不安もあったりしました。
そして手紙を読む事で父親へのモヤモヤしたものが感動のオブラートに包まれてしまった事への自己嫌悪のようなものもやっぱりある。
でも実際に読んだ今、こうしたものは読んでも読まなくてもずっと持ち続けるものだろうなと思えるので、ならば読んで後悔の方が結果的に良かったのかなと思ったりもします。
まとめ
先日、友人の結婚式で両親への手紙を読んでいる姿を見てきました。
友人も父親に対して同じような想いを持っていることを知っていたのですが、ゲストとして参加し花嫁が両親への感謝を伝えるシーンを見ると純粋に「良かったなあ」と思う自分がいました。
そして勝手に救われたような気がしたり…。やっぱり手紙って凄い大きなパワーを持っているなと、あれこれ悩んでもこの瞬間のパワーに勝てるものはないなと思ったりしました。
結婚式で手紙を読むか、 読まないか。
正直なところ、これを悩んでいる時点できっとどっちを選んでも、やって良かったという想いとモヤモヤしたものは残ってしまうのかなと思ったりします。
だから少しでも後悔しない方を、例えば自分の為なのか、両親を含めたゲストのためなのか、その日全体のことなのかを考えて、一番大事なものを優先するのが大事なのかなと思います。
シンプルに、大事なものを。
ハッキリとした「手紙読んで良かった!」というものでなく申し訳ないのですが、一意見として少しでも参考になれば嬉しいです。
悩んでいる方が、一番納得できる形で結婚式ができますように…!
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