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星野源『Family Song』感想 ちょっと泣けちゃうほど名盤だった/初回限定版・TSUTAYA特典付き

プニ子です!

 

お迎えしてきました!星野源10thシングル『Family Song』

 

今回も特典ファイル付き。

ノーマル源くんverが欲しかったためTSUTAYA購入です。

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正直、興奮しております。

 

以下、各曲感想です。

 

1・Family Song(「過保護のカホコ」主題歌)

Family Song

Family Song

  • provided courtesy of iTunes

 ちょっと泣けるほどに良かった。

放送中のカホコEDを聞いた瞬間から、「あ、やばいな」と感じていましたが、フルを耳元で聞くとちょっとグラっときました。

シングル曲だと『ギャグ』以降アップテンポな曲ばかりがリリースされ、最近じゃもっぱら『SUN』『恋』のキャッチー感が世間に染み付いてる星野源楽曲たち。

そんな中で久々のミドルテンポ、腰をしっかり据えて作った感。

歌詞も「家族」「ファミリー」をテーマに、というと「父ちゃん母ちゃん日々感謝してるぜ」系のありきたりなものになりそうな所を、決して形を固定せず、具体的にせず、「誰もに当てはまる家族」にしたところが、とっても源くんらしくて

今ここで星野源に家族曲を作らせようと提案した人、天才。

 

「愛」という言葉を使わずにここまで相手への愛や思いやりを表現できる優しさに胸がグッとキュッと締め付けられます。

源くんのもつ他人との距離感の表現の仕方が好き。

決して相手に押し付けるでもなく、感情を誇張するでもなく、自分の「思い」を日々の中でそっと感じさせてくれる。

『ただ幸せが1日でも多く側にありますように』『悲しみは次のあなたへの橋になりますように』『遠い場所も繋がっているよ』という歌詞が、初聴でなんとなく『予想』を思い出しました。

私にとっては家族やこれから家族になっていく彼はもちろんのこと、子供の頃から一緒に生きて今も病気と戦い頑張っている実家の愛犬を思い浮かべて聞いたりします。

 

源くんの新曲を聞く時に「ああ、今日まで生き延びてて良かったな」と思えることが度々あります。「この曲を聞く為に生まれてきて良かったなあ」というか。

が、最近はあんまりなかった。

(心から思えたのは『桜の森』や『Snow Men』以来かもしれない)

アップテンポなキャッチーさが嫌いな訳じゃない。でも私にとって本能的に苦しいほどに恋をしてしまうのはこういう曲なんだと思う。

ラストの「ラララ〜」の部分も狂おしいほどに愛おしい。

人生の中で繰り返し聞いて生きたい、大切な曲の一つになりました。

 

 

2・肌(花王ビオレu CMソング)

肌

  • provided courtesy of iTunes

うーーん、好き。

イントロからしていい曲よ。慈しみに溢れてるよ。

 

『どんなに近づいても一つにはなれないから

少しだけ せめて

触れ合うと言葉より君のことを知れる気がした』

 

「わかった気がする」とかじゃなくて「知れる気がした」のがいいなあと思います。

 

この曲も夫婦や親子、恋人に友人、人間と動物、誰とだって当てはまるんですよね。

正直、「ビオレのCMだ→じゃあ肌だ」というのは「ああ」くらいだし、歌詞も『ばらばら』イズムな源くんだなあという感じで驚きも何もないのだけれど、それを名曲に変えているのがこのメロディなんだろうなあと。

「せめて」から始まる曲の盛り上がり方、ぐわっと心を掴む感覚、なんなんでしょう。

切々とした感情と柔らかさが共存してるエモさ。

 

源くんにとっての他人への距離感って「相手のことを全て知ることは決してできず、自分のものにならない「1つ」でしかないんだ」という意識からきていると感じるのですが、それって相手を突き放している訳じゃなくて「未知だからこそ面白く愛おしい」という感覚なのだろうと思っていて。

例えば恋人として「お前の全てが知りたい」とセックスをして「一つになったわ」と感動することもあるでしょう。

でもそれに奢って「こいつは俺のもんだぜ」なんていう人間より「僕らは絶対一つにはなれない。だから一緒にいよう」という人間の方がと圧倒的に相手を見ていると私は思うのです。

 

「触れ合う」ということに中々慣れない事の多い日本で、誰もが口ずさめる、口ずさんでしまうようなメロディに乗せたことが、すごくすごく素敵なことだと感じます。

大切な人と触れ合った記憶って、ずっと忘れないものだから。

 

 

3・プリン

プリン

プリン

  • provided courtesy of iTunes

初聴で「私これダメかも」と思いましたごめんなさい。

たまにある『夜』や『Drinking Dance』のような裏声曲があんまり好きじゃあないんす。なんなんだ、シングル中1曲は裏声を入れることにしたのか。うう。

途中中断される感じも熱狂から一歩引いてしまった私にとっては「あーあやってもうた」としか思えなくて悲しい。

ただ、一見おしゃれに見えて「プリンを食べたいけど我慢してる人」というコンセプトはめっちゃ好き。

自宅で一人の時に調子乗っていつも絶対しない動きの変な踊りしたくなっちゃうようなメロディも好き。わかる。

特典映像みて、リピートして曲になれたらきっと好きになっていける曲だとは思います。『Drinking Dance』は実際慣れで口ずさむまでになっているし…!

 

 

4・KIDS (House ver.)

KIDS(House ver.)

KIDS(House ver.)

  • provided courtesy of iTunes

 もう(House ver.)てなんでしょうね。

数年前までは一人録のシーンとした感じや呼吸音が想像を掻き立て堪らない愛おしさを作り出していたものですが、自宅一人レコーディングのレベルが毎回半端なく向上していっててただただ驚きが…隠せない…

 

「KIDS」と聞けば連想するのが『子供』(2010年『ばかのうた』収録)。

ばかのうた

ばかのうた

 

こちらも『KIDS』同じく「休日にダラダラ寝間着で過ごすよ」という歌詞なのですが、

 

「朝起きて目を開けて隣に君が

腹減って冷蔵庫開けて二人はぼんやりとチューするの」

 

の部分が生々しくて、「チュー」っていう子供言葉が生々しくて抵抗感で当時は全然聞けなくて。ええ。

7年経ってほんの少しだけ大人になった私。

『KIDS』、すんなりと聴くことができました。そして共感性の高さに驚いた。

 

今や私は20代後半で、それこそ『子供』を出したのが源28,9歳としたらそう変わらない年齢になってしまって。

でも相変わらず自分を「大人だなあ」と思えることは残念ながらそうないんですよね。

結婚準備なんて大人っぽい儀式をこなしていってはいるけど、家に二人でいると「どこか甘えたまま」日々を過ごしてるなあと思うことばかり。そしてこれっていつ大人になるのかというと、ずっとこのままな気もするのである。

「子供と子供が一緒になったら二人で大人になればいい」。

子供同士でいられる相手としょうもない日々を過ごしていく事ってとっても幸福なんだろうな。

源くんの「大事な人」はとっても幸せなんだろうと思える曲です。

1回目サビ後の「じゃんじゃん(1日終了)」感も楽しい。

 

5・特典DVD「Home Video」

・新春live「YELLOW PACIFIC」厳選映像

・「プリン」レコーデイングドキュメンタリー

収録とのこと。

取り急ぎ曲の感想を書きたくてまだ見れていないので、見れ次第更新したいと思います。

 

 

まとめ

とにもかくにも名盤、ものすごく好みな1枚でした。

『Family Song』に出会えた人生に乾杯じゃ!

 

Family Song (初回限定盤)

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