またテレ東だよ。
10月5日深夜12:55からスタートしたテレビ東京の新ドラマ(ドラマ?)『このマンガがすごい!』がすごかった。すごいやばかった。
テレ東のドラマ25に時々現れる「これどんな気持ちで見たらいいんだ」枠のやつで案の定監督は『山田孝之の東京都北区赤羽』や『山田孝之のカンヌ映画祭』の松江哲明氏。
アンジュルムが主題歌に抜擢されて嬉しい!蒼井優よ職権乱用ありがとう!という軽い気持ちで見始めたのが最後、ひたすらに訳が分からない番組がスタートしたのでした。
まずこの番組は「役者が自ら実写化したい漫画を選び、独自のアプローチでキャラクターと一体化するまでを追った挑戦の記録である」とのこと。
この時点で若干「?」ではあるけど、ワクワクする気持ちも湧いてくる。
何と言っても第一回のゲストが森山未來…!!
森山未來本人が「自分ならこの役をやりたい」と考えた漫画のキャラクターの実写化を目指すなんて、相当クオリティの高いものができそう!
今回彼が実写化に選んだのは『うしおととら』の潮。
そして潮になるにあたり、ヒロイン5人をオーディションで決めるというのだ。
すごい。なにこのスケールの大きさ。
私はここで一度番組HPを見返して1話完結であることを確認した。たった1話の、しかもドラマやスクリーンで公開される訳でもないキャストを5人もオーディションするの?!
森山未來本人が?!
めっちゃ気合い入ってるじゃんどこまで行くのこのドラマ…!?
そんな「???」なワクワクの中始まったオーディション。
私「??????????」
私「??????」
主婦「潮くん!元に戻ってよ…!!」
私「???????」
主婦「潮くん…!!!!」
私「???????????!」
蒼井優「ありがとうございます〜」
画力が意味不明。
おまけにこのオーディション、何がおかしいって圧倒的主婦率の高さだよ…!
役者さんやアイドルの中にえらい確率で母親くらいの年齢の主婦が参加してるのだ。
つまり私たちはこの番組の大半を占めるオーディションパートの数十分の間、ひたすらに主婦たちが走ったり森山未來の髪を梳かしたりする演技を見ることとなるのだ…
すごい、すごいヤバイぞ。
蒼井優はどんな気持ちで見つめているんだ。
その苦労あってか最後に出来上がった(?)実写化作品は最高だった。
あらゆる技術の進化した2018年にこんな作品が見られるとは思わなかった。
テレ東はすごい。もうずっと応援していきたい。
ただこれを見て『うしおととら』を読んでみようとは思わない。
来週は東出昌大の『龍』とのこと。
絶対見ます。
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