2月になり、いよいよ近くバレンタインデー。
私はバレンタインがクリスマスの次に大好きです。
なぜって、チョコレートって美味しいから!!
世界各国の有名シェフたちはこの時期に向けて調整を行い己の全てをかけて競い合うわけです。
つまり一年で一番チョコレートが美味しい季節。
それがバレンタインシーズンなのです。
そしてこの時期は各百貨店等でバレンタインの催事販売が行われるのですが、
私は学生時代から始め、5回近くバレンタイン販売のバイトをしておりました。
なぜって、時給が超高いから!!!
味見がたくさんできるから!!!!!
毎年違ったブランドへの派遣だったので計5ブランドを経験。
その経験を生かして、渡す相手別「私的」オススメチョコレートブランドをご紹介しようと思います。
変わり者好きな彼氏に渡す
BbyB(ベルギー)
カカオサンパカ同じくここ数年で出てきた印象のブランド。
コンセプトは三ツ星シェフの作る「スタイリッシュなモバイルデザート」なるもの。
オススメポイントとしては、画一的などシンプルな見た目&中身の味の新しさ!
シェフとショコラティエが作ったということで、実際にレストランで出すデザートをギュギュっと再現したような工夫のある味がするというか、まさにモバイルデザートなんすよ。
私的に、柚子ワサビ味がお気に入りです。
御託にこだわる男性に渡す
ジャン=ミッシェル・モルトロー
オーガニックにこだわり、カカオ本来の味が楽しめるブランド。
その中の『ヴォヤージュ・デュ・ カカオ・ビオ(8個入)』を去年実際に彼にあげたのですが、まじで面白かった…!
何が面白いって、この商品の付属してくる「ショコラパスポート」の存在。
8粒それぞれに原産国の違うカカオが使われていて食べ比べができるのですが、パスポートの説明書きには「一粒食べるごとに、ミネラルウォーターを飲みリセットする」なんて言葉が書いてあるこだわりぶり。
結構真剣に食べ比べして楽しかったです。
ロマンチックな雰囲気にはならないけどね!記憶には残るぞ!
土の味がするチョコレートは一食の価値ありだぞ!
頭で動く系の男性には絶対受けるはず。
交際歴の長い彼氏に渡す
OSUYA銀座
デザートビネガーで人気のおしゃれブランド。
ここのバレンタイン限定商品チョコレートビネガーが超おいちい!
もう固形のチョコレートをあげ尽くしちゃったよ!という方にオススメ。
決め言葉は「あのね…これ飲んで、一緒に健康で生きよう?」で決まりです。
ナンバーワンよりオンリーワンな人へ渡す
DECOチョコ
チロルチョコに「あいうえお」だったりキャラクターだったりがプリントされており、オリジナルのプチギフトとしてじわじわ人気のDECOチョコ。
一粒74円というチープさから、主に義理チョコ用にこの時期特に店舗とイベントブースに人がワイワイしていました。
ネットや店舗で自分の写真をチロルチョコにできるサービスもしているので、個性を出したい人、バレンタインを記念にしたい人、重たい女を気取りたい人にはオススメ。
シニア世代へ渡す
メリーチョコレート
販売をしていて驚いたのが、シニア世代の「中に何も入ってないのが良いんや」「ただのチョコレートはないかね」「硬いやつや」との声。
思わず明治の板チョコレートをオススメしたくなる心。だって今時のチョコレートってどのブランドもこぞって中身をこだわってるんだもの…!
そんな中、シンプルな中身のないチョコレートを作り続けているメリーチョコレート。
コスパも良く、2000円くらい出せば(量的に)かなり見栄えのいい贈り物感が出るので田舎のおじいちゃんおばあちゃんに送るにはピッタリかと思います。
似た感じのものにゴンチャロフとかモロゾフなど。
仲のいい女友達に渡す
デメル
一目見ればわかる、この女子力。
そのパッケージの可愛さから、対女性向けとして圧倒的人気を誇るデメル。
バレンタインシーズンに毎年目にするも、自分用に買うか買わないか迷って結果手を出せずにいるデメル。
この箱の可愛さね。絶対使わないのにとっておきたいそんな可愛さね。
これをもらって喜ばない女子はいないはずだ!!!
味はシンプルなガナッシュやプラリネのものが多いので当たり外れもないかと。
見た目で可愛いものにカファレルなどもあるけど、こちらは甘いしあまりに味が画一的なので…
女の同僚へ渡す
カカオサンパカ(スペイン)
ここ数年でかなり知名度の上がってきたカカオサンパカ。
その中でもオススメしたいのが、人気商品であるバラとイチゴの板チョコ「ロサスイフレサス」!
これまじでめっちゃうまいっす。まじで。
「チアシードココナッツ」も美味しい。というかどの味もおしゃ&マジで美味しい。
値段も一枚1500円とあげるには程よいかなと。
カカオサンパカの粒チョコレート自体、カカオにこだわっていて同じ箱の中でもカカオの産地によって味が異なっているのを楽しめたりと、オシャレ度は高い商品が多いのですが、女性の同僚には、あえてあえて、板チョコをオススメしたい。
日本国内に1店舗しかないことも先取り加点ポイント。
こいつをぶつけりゃ差がつきますぜ、姐さん。
今年は板の真ん中にハートがついたこれまたおしゃんなチョコレートも新登場しているようなので個人的に絶対チェックしたいです。
子供へ渡す
メリーチョコレート
子供は…どんだけ凝ったものを選んでも…こちらの気も知らずにポイポイ食べてしまうものだから…渡した瞬間のインパクトで勝負です。
そんな中、旦那さんのプレゼント選びに付き合う子供たちが食いつく売り場がメリーチョコレートです。
アニマルだったりキャラクターだったりとコラボした商品が多いこと、一粒の大きさが小さめで可愛らしいこと、何より粒単価が安いこと。
フーシェ
ここも食いつきが超いい。
毎年見た目にとても綺麗な惑星チョコを販売しているブランドです。
パッケージもまじでイカしてる。
同じく惑星のチョコレートで有名なのがショコラブティック・レクラ
天体系男子にもどうぞ
上司に渡す
ゴディバ
とりあえずこれあげときゃええねん。(投げやり)
(自分用には絶対買わない。いらない。)
男性的に値段がわかりやすいとお返しがしやすいというのもあり、ゴディバはその点では知名度的に大体の予算が予想できるのも良い点。
2粒のセットもあるので同僚とかに投げつけるのもOK(投げやり)
自分でバカ食いする
ローエンシュタイン
毎年私が自分用に絶対買うのがローエンシュタインのチョコレート。
なぜならコスパが最強だから…!!
売り場的にはそんなに広く取っていなかったり地味だったりすることが多い印象ですが、値段に比べて超美味しい!ガナッシュがとろけて美味しい!!!良くも悪くもクセがない!!
折角だからこの時期に普段よりも良いチョコレートが食べたい、けどそんなに払えない…という方には全力でオススメです。12個入り2160円くらい。
百貨店どころかショッピングセンターの催事場でも見かけるので大層買いやすいのも良い点。バクバク食べよう。
元販売員からのアドバイス
最後に、バレンタイン催事における販売員立場からのアドバイスです。
試食に遠慮するでないぞ
試食を出さないブランドもあれば悩んでそうな人にだけ出すブランドもありますが、大概、試食は一人一回づつくらいなら痛くも痒くもないし、「試食だけ食って買わねーのかよ」とか全く思いません。
(但し執拗に試食を要求して渡した瞬間走り去られるのはとても傷つくから止めよう)
大切なのは、渡す相手に一番合ったチョコレートを探すこと。
頼れるのはあなたの舌なのだ。
特に催事前半~中期は店舗側も客が吟味に来ていることを知っているので、試食をばらまくターンである。まだ間に合うぞ!
「一番のオススメは?」に頼るでないぞ
販売をしていてイッチバンよく聞かれる質問。
確かに一番人気は良い商品であることが多い、けれど在庫の多い少ないでオススメ商品を変える必要が出て来たりするのも事実。
店員に聞くときは、大雑把に「一番人気は?」「オススメは?」と聞くのではなく、「あんまり甘いのが得意じゃない人向けなんだけど」「お酒が好きなんだけど」など渡す相手の好みを伝えることをお勧めします。
サイン会を狙って付加価値アップ
あるんですよね。チョコレートにもサイン会が。
主に主要都市などになってしまうかと思うのですが、パティシエが直接来店し購入商品にサインを書いてくれる機会があります。
チョコレートの箱ってそれだけで謎の特別感に溢れてますが、実際サインを書いてもらうともうキラッキラに輝いて見えます。
特に男性はそういう付加価値に魅力を感じる方が多かったりするので、もし狙えるなら情報を駆使してゲットしていただきたい。
外国のパティシエとかまじキラッキラだから。それだけでバックあり。
以上、なんだかんだで自分の好みでしたが参考にしてください。
私は毎年頭を悩ませてどうしていいかわからないので、今年はチョコレートっぽい銅板でも送ろうと思います。