こんにちは、プニ子です。
偉大なる母により幼少期から槇原敬之さんの曲を延々聴かされるという英才教育を施されていた成果があり、今ではすっかりマッキ―ファンです。スピードラーニング、あると思います。
しかし普段母と車で「マッキ―いいよねぇ」「いいよねぇ」と言うほかに同世代で語れる場が無いので、この度好きな曲を好きな歌詞部分と共にまとめてみました。450曲近くある中からなんとか20曲絞ったので、気になった曲があれば聴いてみてください。ちなみに「どんなときも」「もう恋なんてしない」のようなスーパーパイパード定番だけは抜かしてます。
以下年代順です。
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「MILK」(1993)
”人に負けないものが僕には一つだけでも一つしかなくて 必死にそれを守ってきたけどあきらめそうになったんだ”
常にファン人気の物凄く高い曲ですが、ちゃんと歌詞を理解できる大人になってから聴くとその理由も納得。”黒いランドセルにボロボロの勇気と正義をつめこんで” ”パジャマ姿で送ってくれるサンダルの音と”がんばれよ”の声”の文字を見るだけで泣ける。一度でも学校や社会で嫌な思い、悲しい思いをした事のある人には響くと思う。どんなに泣いたって最後には行くしかないんだよなぁ…お母さんありがとう。
「OCTAVERS」(1994)
”10年先も20年先も何となく側にいていつだって同じように笑ってるような気がする”
昔の仲間と久々に思い出の場所に行く緊張とわくわく感が想像できる曲。曲名はオクターブから取ったそう。大学の仲間を思い出して少し先の未来を思ってみたりします。
「恋はめんどくさい?」(1994)
”ゴルフバックの横に並んで売ってたらとてもめんどくさいけれど僕は恋を選ぶだろう”
「パッパラパッパ!パッパラパッパ!さ~あ皆さん張り切ってまいりましぉおおう!」という謎に張り切った男の人の声から始まり曲中も謎に張り切ったバックコーラスや機械的な女の人の合いの手が際立つ謎に張り切った曲です。ipod上位10位くらいに常に入ってる。謎。
「LOVE LETTER」(1996)
大好きだ大好きだってとうとう言えないまま 君は遠くの街に行ってしまうのに 何回も何回も書き直した手紙は まだ僕のポケットの中”
名曲中の名曲。2008年にNTTのCMソングにもなってます。マッキ―の曲の最大の魅力として「映像のように情景が浮かぶ」ことがあると思うけれどその点で言ったら間違いなくNO1。彼の曲は叶わない(叶わなかった)片思いの曲がなんでこうも魅力的なんだろう。
「THE END OF THE WORLD」(1996)
”待ち合わせの場所まで傘で隠すように そのあと一本は畳んで僕のをさして ちょっと見たら普通の恋人同士”
いろんな意見があるけど不倫曲だと思って聴いてます。不倫でも気持ちにならず聴けるまるで小説のようなロマンティックドラマティックな名曲です。無駄に息を潜めてきいちゃう。「独りぼっちより誰かを待つほうがよっぽどいいよ」とか言える女に私はなりたい。なれない。
「I need you」(1996)
”恋人でいない方が都合は良いけれど 何年も何のために君を思ってるんだろう”
友達はもういやだ、でも告白して失うのもいやだ…!というきっと誰もが経験したことがあるんじゃないかなという思いをストレートに歌った曲です。リアルタイムで片思いをしていると ”困った時 退屈な時だけ僕を呼びださないで”の一文がけっこう胸にくる…誰か彼を救ってあげて!!!
「まだ見ぬ君へ」(1996)
”愛のようなものじゃなくて愛をあげたいから“
上記の名フレーズを叩き出した曲。聴きようによっては理想の高い婚活失敗男も想像できるけど、そう言うなら仕方ないなあと思ってしまうとっても優しくてかわいい雰囲気の曲。
「PENGUIN」(1996)
”今でも時々思い出しては連れ出さなくてよかった事も愛していたのもホントだったと笑ってる”
一番好きな曲で、フレーズを初めて聴いたときすごく衝撃を受けたのを覚えてます。そして何度も意味を考える。実は制作時このアルバムを最後に引退を考えていたそうで、そういった思いもあるのか、爽やかなのに胸を締め付けるこのメロディというかバックサウンドも凄く気合が入っている気がします。ちなみにペンギンは同性愛の象徴だということをこの曲で知りました。
「まだ生きてるよ」(1996)
”(うぅ!吐きそう でも飲んじゃった ヘイ)”
これがシングルとか嘘みたいな曲。こんな曲をMステとかで歌ったんだろうか…w ヘイじゃねーよと思いつつipodで流れてくるとヘイって言っちゃう。嫌でも元気と勇気が出ます。ちなみに「うぅ!」は「うぅ!」なんて可愛いもんじゃなく「ヴぉえっ」って感じ。
「Hungry Spider」(1999)
”今日も腹を減らして一匹の蜘が八つの青い葉に糸をかける ある朝露に光る巣を見つけきれいと笑ったあの子のため”
スタートから人の心を鷲掴む天才的な曲。才能ど爆発。ネットを見ると良く言われるのが発売2ヶ月後の逮捕の事だけれど、それ以降ライブで歌わないなんてことがなく自分の耳で聴けるんだと思える事が嬉しい。
「キミノイイトコロ」(2000)
”君の良いところは言わない 内緒にしておく だけど同じような事を出来るようにするから 僕の良いところも言わないで内緒にしていてよ なにも計らないで君を喜ばせたいから”
メロディがぐうかっこいい。歌詞は山田奈緒子が「なんて回りくどい事を…!」と言いそうなもんだけど、普段恩着せがましく生きてしまっている自分を反省してなるほどなぁとため息が…こんなこと、考えたことがなかったよ…
「太陽」(2000)
”何も求めずに何も変わらずにいつも僕らを照らす太陽を この暗闇の中雨に打たれながらずっと待ち続けた”
復帰後最初のアルバムタイトルでもあり、ただでさえ後半にかけての怒涛の盛り上がりに胸がぐっとなるのに心情や状況を考えるともう堪らないものがあります。真っ暗な孤独の中でそれでも光を見つけようとする姿を自分に重ねて何度も聴いたし、そのたびに奮い立たせてくれた曲。
「濡れひよこ」(2000)
”がんばれ!濡れひよこ ゴボウを笹掻きにしてきんぴらを作るんだ”
初聴の感想はなんじゃこりゃだったのに聴けば聴くほどハマってく。凡人の日常を切り取るのがなんと上手いのだと惚れぼれします。一人でもきんぴらをつくるなんてこの濡れひよこは丁寧な生き方をしているんだろうなぁ。上品なひよこだ。普段きんぴらなんて作ったことない私でも「そうだ、ゴボウを笹掻きにしてきんぴらをつくろう」と思わせてくれるレシピソングです。嘘です。
「君が教えてくれるもの」(2001)
”青い洗濯籠に入って僕の家に来た君に一つでもたくさん幸せだと感じさせる僕になれるだろうか”
大の犬好きのマッキ―の犬ソングがいくつもある中で一番好きというか大切な曲。”青い洗濯籠に入って” ”お腹がすいて机の脚をかじる”という歌詞の端々から小さくて尊いお犬様への愛を感じます。ペットにとっての世界を作ってあげられるのは自分なのだ。
「Boy,I'm gonna try so hard」(2004)
"テーブルの上にならぶ君が食べるものも玄関に飾られたきれいな花も全部 君が喜んでくれるものはこの僕が一生懸命働いて得たものだけにしたい" ”Boy,I'm gonna try so hard. 君が大事だから Girls,I'm gonna try so hard.喜んで僕は頑張れる”
父の日に必ず聴くようになりました。私の人生の半分も単身赴任で離れているせいもあり、25歳にもなって素直に父とは話せない私。ゆえに心に響きます。奥さん宛てではなく娘・息子宛てであるのがアツい。胸が苦しくて日常では聴けない。
「Fire Fly~僕は生きていく」(2008)
”冷たい風が吹く秋の空へ恐れず僕の先を飛び進む道へ導く淡い蛍の光のように”
自分の意思でマッキ―を聴き始めたきっかけの曲。映画『KIDS』の主題歌でCMで聞いた瞬間鳥肌が立った。サビが何度聞いても良い意味でぞわっとする。良い意味で。
「君の後ろ姿」(2008)
”振り返らないことを願うけど一度も振り返ったことなんてない 君の後ろ姿を見送っている疑いようもないくらい片思いだ”
上記のフレーズが全て。改札で別れた後に何度か振り返って姿を確認してしまう。分かる、分かるぞ。
「The Average Man Keeps Walking」(2008)
"飛びこんでいく人波にきっとすぐに紛れてしまうだろうけど かまわない あきれるほど 自分を超える日を信じてる"
泣ける。人生挫折したり自分はなんて「The Average Man」なんだと思い知らされたりするけど、そんな私にだってやっぱり夢はあるのだ。似たテーマの「Turtle walk」も好きだけどそちらが前向きで少し説教くさいのに比べ、より等身大少しで切ないです。
「Remember My Name」(2011)
"君は心の中で僕の名前をただ大きな声で叫べばいい"
人は一人じゃない、繋がっていたいと思う気持ちは何より一番強いんだ、というよくあるテーマといえばそうですが、それをこんなにも心強い言葉で表現した曲はあるのかなと。私は誰かの友達になれているだろうかと。ぜひフルで聴いてほしい。そして心のエコバックに入れていて欲しい。そんな曲です。
「Curtain Call」(2012)
”さぁ!カーテンコール 君を悩ませた全てが優しい笑顔でお辞儀をしたあと 前より成長した君を誇らしく見つめながら この役を引き受けて良かったと思うんだ”
人生で出会う女子グループのドンやパワハラ上司達を「名悪役」と呼ぶ、これも人生辛いけど頑張ろうぜソング。舞台で一番好きな瞬間はカーテンコール。あの役者さんたちの生き生きとした達成感でいっぱいの顔を思い浮かべるといつかの自分の人生の終わりにも希望が持てます。サム物語の主役はフロドじゃない、勇者サムなのだよ。
4分の1が一番好きなアルバム『UNDERWEAR』収録曲だったので赤い画像が続いてしまいすみません。今度はもっとカテゴライズしたものもかけたらいいなあ。